「エンタメ革靴ブログ」を運営しているエイジングマニアの『ジン』です。
「革靴で人生を楽しむ!」という想いで、日々革靴の楽しさを追究しています!
私の経験を発信することによって、喜んでくれる人がいたら嬉しいです♪
今回のエンタメポイント!
今回のテーマは「プレメンテ」です♪
ちなみに「プレメンテ」とは、プレメンテナンスの略語です。
革靴ライフが長くなればなるほど、「プレメンテって本当に重要だな」と感じています。
そして、プレメンテのやり方も経験によって、年々アップデートしています!(^^)!
そこで、
今回は、あなたの革靴が良き相棒になるかどうかのカギを握る「プレメンテの方法」について、お伝えできたらと思います!
・プレメンテってなんでやるの?
・プレメンテって何をすればいいの?
・プレメンテをやらないとどうなるの?
こんな悩みを抱えている方は、ぜひご参考にしていただけたら嬉しいです!
また、今回お伝えするのは、私なりの「プレメンテ完全版」なので、ちょっと長いです・・・(>_<)
もっと、かんたんにプレメンテを済ませたいという場合は、《☆》印を付けておいたので、《☆》のところだけやっていただいても大丈夫です(*^^)v
それではさっそく、やっていきましょう♪
プレメンテ「完全版」に使用するグッズ
モデルは『チャーチ ディプロマット』に努めてもらいます♪
そして、上記写真のグッズが、「プレメンテ(完全版)」のラインナップです(#^.^#)
写真左から順に使用していきます。
◎靴の外側
1.クリーナー:サフィール ユニバーサルレザーローション
2.水分補給 :M.モゥブレィ リッチデリケートクリーム《☆》
4.補色&栄養:M.モゥブレィ シュークリームジャー(靴の色に合わせて)《☆》
5.ツヤ出し :サフィールノワール クレム1925(ニュートラル)
◎靴の中側
6.革の柔軟化:M.モゥブレィ リッチデリケートクリーム《☆》
◎ソール
7.油分補給 :サフィールノワール レノベイタークリーム
プレメンテってなんでやるの?(プレメンテの目的は?)
購入したばかりの靴は、革が硬いです。
みなさんも、ぜひ購入したての革靴をじっくりと触ってみてください。
・革が突っ張ったような硬さがある。
・革がカサカサしている。
・革靴全体にツヤ感が無い。
など、色々感じ取ることが出来るはずです。
購入したばかりの靴の状態は、店の照明に当たっていたり、倉庫に置かれたままだったりと、決して革靴にとってベストの状態ではないのです!
だから、「プレメンテ」やりましょう♪
プレメンテの目的は、「3つある」と考えています。
それが、「健・美・強(けん・び・きょう)」です!
ゴロが良いので覚えやすい⁈・・・と言っても、頭の中に「?マーク」が浮かんでいると思いますので、一つずつご説明していきますね♪
1.「健(けん)」
革靴の快適性のことです。
適切なプレメンテを実施することで、革靴の履き心地を良くすることが出来ます!
革靴の硬さを和らげ、革靴を履く楽しさが履き始めから体感できます♪
2.「美(び)」
革靴の美しさのことです。
適切なプレメンテを実施することで、革靴の美しさを引き出すことが出来ます!
シワが集中するような変な履きジワを予防し、自然で細かいシワが入るようになり、エイジングが楽しくなります♪
3.「強(きょう)」
革靴の耐久性のことです。
適切なプレメンテを実施することで、革靴を長持ちさせることが出来ます!
もちろん、普段のケアは重要ですが、プレメンテを実施することで革への負担が減るので、相能(革靴)とずっと一緒にいられます♪
以上のように、プレメンテの目的は大きく3つあり、どれも非常に大切なことですよね。
革靴との出会いは、「ご縁」であり、せっかくなら「楽しく」「ずっと」一緒にいたいと、私は考えます。
だから私は「プレメンテ」をやるんです!
みなさんは、いかがでしょうか⁈
もし、「私もやってみたい♪」と言っていただけるのであれば、次は「プレメンテの方法」のご説明をいたします。
プレメンテってどうやるの?(プレメンテの方法)《☆》・・・必須
それでは、実際に『チャーチ ディプロマット』で「プレメンテ」を行っていきます!
①シューレース(靴紐)を外す
シューレースを付けたままだとアイレット周りのメンテができないので、本気モードの時はシューレースを外してくださいね。
②革靴にシューツリーを入れる《☆》
革靴にシューツリーを入れて、革が伸びている状態でメンテナンスしてあげると、栄養が革の隅々まで行きわたります。
特に履きジワができるあたりは、シューツリーを入れてあげるかどうかで栄養の浸透度が変わります。
③馬毛ブラシで埃を落とす《☆》
まずは、毛が柔らかい馬毛ブラシで埃を落としましょう!
ブラシは、軽くサッサッとはホコリを払うイメージです。
コバ周りなども含め、革靴全体をブラッシングしてください。
⓸クリーナーで汚れを落とす
それでは、サフィールの「ユニバーサルレザーローション」を使って、汚れを落としていきましょう!
クリームを布に付けて軽くふくだけで、古いクリームや汚れが落ちていきます。
右下の布の汚れが『ディプロマット』についていたクリームや汚れです(>_<)
これで「すっぴん」の状態になりました。
すっぴんでも『チャーチ』のネバダカーフはキレイですね。
見ていて惚れ惚れします♪
⓹デリケートクリームで水分を補給する《☆》
新品の靴は、倉庫に眠っていたにしろ、店頭に置かれていたにしろ、どちらにしてもほぼ100%乾燥しています(>_<)
だから、まずは、すっぴんの革に水分を入れてあげましょう。
革がモッチリしてきますよ(*´▽`*)
デリケートクリームの成分は、ほとんどが水です。シミになる心配は少ないので、クリームよりやや多めの量を、素早く全体に塗り広げていきましょう♪
それにしても、リッチデリケートクリームは香りが最高ですね!(^^)!
デリケートクリームを塗った後は、1~2時間ほど時間を置きます。(時間が無ければすぐに次に進んでいいですよ♪)
お昼ご飯を食べて90分経過しました(*´▽`*)
どれどれ『ディプロマット』の様子でも見てみるか・・・。
お~っ、革がかなりシットリしてきましたよ♪
⓺レノベイタークリームで、革を柔らかくする
「レノベイタークリーム」は、ラノリンとミンクオイルが配合されているので革を柔軟にする効果が高いんですよね。
なので、「プレメンテ」にはピッタリのクリームです(*^^)v
イギリスの某有名メーカーも出荷の際に、レノベイタークリームを塗っているそうです♪
履き口にもクリームを塗ってあげると、足入れが楽になるかもしれません。
レノベイタークリームの効果により、革がモッチリしてきました♪
⓻靴の中にデリケートクリームを塗り、内側の革を柔らかくする《☆》
靴の内側に、デリケートクリームを塗ると革が柔らかくなり履き心地がアップします♪
上の写真のようにシミみたいになりますが、デリケートクリームの成分はほとんど水ですので、色が濃くなったところはすぐに元に戻ります。
ご安心ください(#^.^#)
ちなみに、靴の中には「靴クリーム」は塗らないでくださいね(>_<)
靴クリームには、「蝋(ろう)」がたくさん入っているのでベタベタになってしまいますので・・・(T_T)
下の写真のように「デリケートクリーム」をたっぷりと塗りました。
5分も経てば、完全に乾いてしまうので再度シューツリーを入れて、次のステップに進みましょう。
⑧乳化性クリームで、革を補色する
靴クリームの中でも、革への浸透度が高い「M.モゥブレイシュークリーム」で補色していきます。
「うす~く」かつ「素早く」クリームを伸ばしたいので、ペネトレイトブラシで塗っていきます。
全体にクリームを塗ったら、豚毛ブラシで余分なクリームを革からブラシに移していきます。
このとき使うのは、毛が硬めの「豚毛ブラシ」です。
ブラシの中で、まず持っておきたいのがこの「豚毛ブラシ」ですね。
豚毛ブラシは、「シャッ、シャッ」と強めにブラッシングします。通常のカーフであれば高級靴でも強めにブラッシングして大丈夫です!
豚毛ブラシの役割は、靴クリームを均等にならし、余分なクリームをブラシに移すことです。
イイ感じになってきました♪
メンテナンスもだいぶ後半です。
あともう少しなので頑張りましょう!(^^)!
⑨油性クリームで靴にツヤを出す!
今回は、「サフィールノワール クレム1925」のニュートラルを使っていきます。
個人的には、「M.モゥブレィ シュークリームジャー」と「クレム1925」のセット使いが最強だと考えています。
「浸透力が高いモゥブレイシュークリームが奥底から発色し、ギラツキ感が強いクレムが分かりやすいツヤを与える」というイメージです。
靴クリームはブランドごとの個性が非常に強くあり、その中でもモゥブレイシュークリームは「分かりにくい魅力」を持っているというのが、私の評価です。
この辺りは、近々「ブランド別靴クリーム比較」をブログで取り上げてみますね。
とっても良いツヤになりました♪
コバにもクレムを塗っておくと、撥水効果が出て汚れにくくなりますし、コバにツヤが出ます!
⑩オイルを塗って、ソールを柔らかくする
ソールには「レノベイタークリーム」を塗っていきます。
通常のメンテでは、防カビ剤が入っているソール用のオイルをオススメしますが、プレメンテではレノベイタークリームが良いですよ。
カラカラに乾いている新品のソールには、ソール用オイルより強力な油分の「レノベイタークリーム」を入れておきたいと考えています。
これも、イギリス、ノーサンプトンの某メーカーからの情報をもとに研究しました。
以上で「プレメンテ(完全版)」が終了となります(*´▽`*)
最後にシューレースを結びなおして完成♪
靴の奥から輝きが放出されている・・・・( ゚Д゚)
素晴らしい(#^.^#)
革を触った感じもプレメンテ前とは、まったく異なり「フワッとモチモチ」になりました。
早く履きたいなぁ(*´▽`*)
今から楽しみで仕方がない♪
まとめ
かなりの長編になってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今回は、革靴の「プレメンテナンス」に関して、目的と方法(具体的なやり方)をご報告しました♪
・プレメンテってなんでやるの?
・プレメンテって何をすればいいの?
・プレメンテをやらないとどうなるの?
こんな悩みを抱えている方のお役に立てたら嬉しいです。
かんたんにプレメンテを済ませたいという場合は、《☆》印を付けておいたので、《☆》のところだけでもやってみてください。
みなさんの相棒(革靴)が喜ぶお手伝いができたら嬉しいです♪
それでは、また(@^^)/~~~。