革靴のソールは、何がいいのか悩んでいる方って多いですよね。
「革靴のソール別の違いや特徴を知りたい」そんなみなさまのご参考になれば嬉しいです。
私自身、10年間悩み続けました。
いろんなソールを様々な天候や気候で試した結果導いた答えをご紹介します。
革靴ソール対決の結論
いざ、対決!
といきたいところですが、
結論から言って、使用シーンによって使い分けよ!ということになります。
それぞれの特徴を理解して、革靴ライフを楽しむことが大切です。
「対決じゃないのかよ」と憤っておられる方、お気持ちよくわかります。
ただ、私が20年以上革靴ライフを楽しむ中で出た結論ですので、少しはご参考になるのではと思います。
革靴ソールの種類
革靴には、大きく分けて二つの種類があります。
一つ目が、革でできた靴底である「レザーソール」
二つ目が、ゴムでできた「ラバーソール」
靴のソールが、何でできているのかによって靴の個性が大きく変わることになります。
それを知ることで、みなさんの革靴ライフが楽しく快適になるかもしれません。
以前の私は、全くそんなこと考えもしませんでしたが・・・。
一般的には、レザーソールはビジネス、ラバーソールはカジュアルで用いられる傾向があります。
しかし、一般論を紹介するのでは意味がありませんから、私の経験からソールの特徴をみなさんにお伝えしていきたいと思います。
そうして、みなさんが自分に合ったソールを選べるようになると嬉しいです。
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう!
レザーソールの特徴
レザーソールは、紳士靴のスタンダードです。
なぜスタンダードであり続けるのか?
それなりの理由があります。
レザーソールのメリット
⓵通気性に優れるため快適
これは圧倒的に違いますね。
シューキーパーを使用して適正に管理していれば、足が蒸れることも靴が臭くなることもありません。
以前の私は、通気性に乏しい合皮のアッパーでラバーソールの靴を履いていたためか、
一日靴を履いていると夕方には、「早く脱ぎたいな~」なんて思っていました。
今は全くそんなことを思うことはありません。
一日で一秒たりとも。
理由は、このレザーソールの通気性でしょうね。(もちろんアッパーの革も大切です)
アッパーの通気性が悪く、かつラバーソールだったら、足が蒸れてとても不快でしょうね。
それがありません。
⓶歩行感が良い
ソールがレザーなので、しなりが良く反り返りがあり足馴染みも良いので、歩行感が非常に良いです。
履きこむほどに成長してくれるソールなので、育てる楽しみもあります。
また、ビルなどの固い床では、カツカツと小気味よい音を立ててくれるので気持ちが良いです。
個人的には、この音で気合が入るので、ここぞという日はレザーソールにしています。
⓷見た目が良い
アッパーとの一体感が出て、非常に見た目が良いです。
結婚式や大切なビジネスの場などでは、レザーソールが間違いないでしょうね。
レザーソールのデメリット
⓵雨に弱い
通気性が良いのと裏返しで、雨に濡れるとすぐに靴下まで染みてきます。
しかも、ソールが濡れたまま放置してしまうと革が硬くなり、歩行感が悪くなってしまいます。
⓶滑りやすい
レザーはグリップ力に優れているわけではないので、ワックスで磨かれた床なのでは、
ツルっと滑ることがあります。
私自身もビル内のトイレで、何度転びそうになったことか・・・。
転ばないまでも、滑るぐらいなら気軽にツルツル滑っています。
もう慣れましたが・・・。
ちなみに、雨の日は、怪我の危険もあることから、
私は雨が降りそうなら絶対にレザーソールを履きません。
⓷メンテナンスが必要
レザーソールは、水に濡れると油分が抜けて硬くなってしまいますし、
ずっと放置したままでも乾燥してしまいます。
ですので、定期的にレザーソール用オイルを塗るなどのメンテナンスが必要です。
ちなみに、私は2か月に1回くらいのペースでオイルを塗っています。
ラバーソールの特徴
ラバーソールは、レザーソールの欠点を補う機能を持っており、今や革靴のソールで確固たる地位を築いています。
ラバーソールのメリット
⓵雨に強い(耐水性に優れている)
ラバーソールは、耐水性に優れ水が染み込まないので、
雨の日でも安心して履くことができます。
私自身も、雨が降っている日はもちろん、天気予報で30%位の日でも
ラバーソールで出かけるようににしています。
⓶滑りにくい
ラバーソールは、それぞれ独自の溝があるため、レザーソールにはない優れたグリップ力があります。
ですので、雨の日や清掃中のトイレなどでも安心して歩くことができます。
⓷長持ちで経済的(オールソールまでの期間が長い)
一般的にオールソール(靴底の張替え)までの期間が長いです。
私の経験としては、レザーソールの約2倍以上は持ちますね。
ですので、オールソールの回数が少なくて済むため経済的と言えるでしょうね。
ラバーソールのデメリット
⓵蒸れやすい
ラバーソールは、耐水性が高い分通気性が良くないので、
靴の中が蒸れやすいのがデメリットです。
ただし、アッパーにいい革を使っていて、シューツリーでしっかりと管理していれば、
気になることはありません。
ちなみに、私が普段履いている「トリッカーズ」や「チーニーケンゴン」「J.M.ウエストンゴルフ」などは、
ラバーソールですが、蒸れやすいと感じたことはありません。
⓶履き心地に変化がない(育てる喜びが少ない)
履き始めから、グリップ力も硬さもあまり変わらないので面白くない?
これは、私にとってデメリットです。
(人によってはメリットかもしれませんが・・・)
⓷フォーマル度が低い
ビジネスで使う際に一番のネックがこれでしょうね。
私自身、ビジネスではほとんどレザーソールの靴を履いています。
やはり、仕事は「エドワードグリーン」や「オリエンタル」「アルフレッドサージェント」「ユニオンインペリアル」など
レザーソールでカッチリした靴でやったほうが気分が乗ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記のような特徴は、当たり前と言われれば当たり前なのですが、
改めて整理してみると、レザーソールとラバーソールで相反するような特徴があり、
気分や使用シーンで使い分けるということができるようになると思います。
ぜひ、ソールを使い分けて革靴ライフを楽しんでみてください。
私自身は、ビジネスでは、「レザーソール」の勝ち!
雨の日と休日は「ラバーソール」の勝ち!というのが現在の結論になります。
休日は、海や山などでハードに遊びたいから、レザーソールは使用シーンに合わないんです。
また、ラバーソールの中でも、「コマンドソール」や「ダイナイトソール」「リッジウェイソール」など様々なソールがあり、
用途により使い分けています。
それも楽しいですよ。
あと、アッパーは専用のスプレーを使うと雨に対する効果は抜群ですよ!
よろしければ、ぜひ試してみてください。
それでは、また(@^^)/~~~。