「エンタメ革靴ブログ」を運営しているエイジングマニアの『ジン』です。
「革靴で人生を楽しむ!」というコンセプトで、日々革靴の楽しさを追究しています!
私の経験を発信することによって、喜んでくれる人がいたら嬉しいです♪
今回のエンタメポイント!
今回は「約17年間履き続けた『ベルルッティ』のエイジング報告」です♪
ベルルッティは、「靴の宝石」と言われ、観賞用で手に入れる方も多いと聞きます。
私は、何も知らない20代に清水の舞台から飛び降りたつもりで、ベルルッティを購入し週1ペースで履き続けてきました。
そのベルルッティが、17年の歳月を経てどのようにエイジングしたのかをご報告させていただきます!
・ベルルッティを買おうかどうか悩んでいる!
・ベルルッティ気になっているんだけど、10年履けるの?
・ベルルッティのエイジングってどんな風になるの?
・実際の履き心地・サイズ感ってどうなの?
こんな悩みを抱えた方のご参考になれば嬉しいです!
それではさっそく、エイジングレポートをしていきたいと思います!
『ベルルッティ(Berluti)』ストレートチップご紹介
まずは、私の『ベルルッティ』ロイヤルコレクションのストレートチップを紹介します!
【購入年】 2003年
【製造国】 フランス
【メーカー】ベルルッティ(Berluti)
【モデル名】ロイヤルコレクション ストレートチップ
【デザイン】ストレートチップ
【カラー】 ダークブラウン
【アッパー】カーフ(ヴェネチアレザー)
【ソール】 レザーソール
【製法】 マッケイ製法
【トゥ形状】ラウンドトゥ
【ラスト】 不明
【サイズ】 UK7
『ベルルッティ』ストレートチップの魅力(特徴)
ベルルッティの魅力と言えば、「生後3か月のカーフを使用したヴェネチアレザーにパティーヌした美しい見た目」♪
私は、ビジネスでガンガン使うため、かなり大人しい感じにしました。<上の写真>
今見ても、ベルルッティらしからぬ見た目ですね(>_<)
余談ですが・・・、反動で、2足目のベルルッティはビジネスで使えないくらいイケてる?パティーヌにしちゃいました(^^;)
ベルルッティの魅力の話に戻ります・・・(;^_^A
・薄く柔らかいヴェネチアレザー
・マッケイ製法
このコンビネーションにより、靴擦れとは無縁の「ものすごく軽く柔らかな履き心地」です!
まるで「雲の上を歩いているよう」です♪
だから、心がどこか遠くへ飛んで行ってしまうため、ビジネスで履くより休日のほうが似合う靴なのかもしれませんね。
サイズ感について
続いては、気になる「サイズ感」のレポートをしていきますね。
購入時、まさに私にとってのジャストサイズUK7にしました。
このサイズ選びに関しては、後悔しています(T_T)
下の写真が現在のインソールの様子です。
マッケイ製法なのでグットイヤー製法ほどコルクが沈まないという理由で、ジャストサイズにしました。
しかし、他のグッドイヤー製法の靴と同様にコルクが沈み込み、今ではユルユルの状態となっています(>_<)
右足に関しては、コルクの沈み込みに堪えられなかったからなのか、かかと部分のレザーが切れてしまっています(T_T)
これに関しては、インソールにデリケートクリームを塗る習慣がなかったことも多分に影響していると考えています。
※写真のインソールのシミはデリケートクリームです(;^_^A
私が今、ベルルッティを買うなら、自分にとってタイトサイズのUK6.5にしますね。
ベルルッティに限らず、マッケイ製法の靴はコルクが薄いため沈み込みが少ないと言われますが、
10年以上履くと足形がクッキリとつき、それなりに沈み込みます。
ですので、今ではマッケイ製法を購入するときでもグッドイヤー製法の靴と同様にタイトサイズ(UK6.5)にしています。
エイジングについて
それでは、気になるエイジングですがこんな感じです。
現在17年目で、アッパーに深い履きジワがありますが、まだまだ履けるように見えます。
ただ、「ちょっと小じわが多いかな」という印象があります。
これは、「ベルルッティはワックスのみでメンテする!」というベルルッティの掟?を守り続けた結果、靴の乾燥が進んでしまったから(>_<)
ヴェネチアレザーは水に弱いので、デリケートクリームや普通の靴クリームを使うと革が傷んでしまうと思い込んでいたんですね(T_T)
ただ、せっかくだから、この機会に水分補給してみようかな(*´▽`*)
だって、よく見ると履きジワのある辺りは、ヒビ割れ寸前ですもの(T_T)
「これはイカン」
ということで、ベルルッティの掟?を破り、緊急メンテを施すことにしました(*^^)v
緊急メンテナンス
①デリケートクリーム
ベルルッティに禁断の「デリケートクリーム」を施します。
いったいどうなってしまうのか⁈
下の写真が、「デリケートクリーム」を塗った後のベルルッティの姿です!
普通の靴と同じように、潤っているじゃないか・・・・!!!
こんなことなら、購入時から「デリケートクリーム」使えばよかったなぁ(>_<)
②クリームナチュラーレ(M.モゥブレィ)
続いて、M.モゥブレィの「クリームナチュラーレ」(ニュートラル)を塗っていきます。
これなら、どんな革でも使えるので大丈夫だろう。
あれ⁈
指が茶色いぞ。。。
クリームナチュラーレを塗っていくと、みるみる色が落ちていきます(>_<)
でも、靴の色が変わることより、革の寿命が尽きることのほうが問題である!
今は緊急事態であり、革に良い事をするのみ!という信念のもと塗り続けました。
革はシットリ。
手は、茶色がベットリ(T_T)
③しばし待つ
クリームナチュラーレは、浸透が早いので通常はすぐに乾拭きをしますが、栄養をしみ込ませたいため少し時間を置きます!(効果があるかは不明(>_<))
⓸仕上げに乾拭き
だいぶカサカサした小じわが目立たなくなりイイ感じに仕上がりました。
色が抜けて、下の写真のように、ところどころ明るめの茶色が出ています。
羽根の下辺り
かかと周り
色が抜けることで、ムラ感が出て、これはこれでいいじゃないか♪
まとめ
今回は「約17年間履き続けた『ベルルッティ』のエイジング報告」をさせていただきました♪
ベルルッティは、ヴェネチアレザーを使っているため、メンテが特殊と思われますが、
通常の革に良い事は、ベルルッティの革にも良いということが分かりました。
今後のベルルッティの扱いは、特別待遇ではなく、
「普通にメンテをしてあげて、好みの色から変わってしまったら、パティーヌをし直してもらおう!」
という方針に変更しました。
これで『ベルルッティ ストレートチップ』も20年経過報告が出来ることでしょう!
ということで、まとめ。
・ベルルッティ気になっているんだけど、どうなの?10年履けるの?
⇒いえいえ20年は履けますよ!
・ベルルッティのエイジングってどんな風になるの?
⇒他の革靴と同じように、履きジワが増えて、色が抜けてイイ感じになるよ(#^.^#)
ベルルッティに依頼すれば、再度パティーヌして見た目を維持することも、変化することもできるよ。
・実際の履き心地はどうなの?
⇒雲の上を歩いているような気持ちよく軽快な履き心地♪ リラックスしたい日におススメ(*´▽`*)
・馴染んだ後のサイズ感の変化は?
⇒ちょっと緩くなるから、今買うならサイズは少しタイト目にするかな!(^^)!
以上ベルルッティのエイジング報告でした!
これからベルルッティを手に入れたい♪という方のご参考になれば嬉しいです!
それでは、また(@^^)/~~~。