「エンタメ革靴ブログ」を運営しているエイジングマニアの『ジン』です。
「革靴と人生を楽しむ!」という想いで、日々革靴の楽しさを追究しています!
私の経験や情報を発信することによって、喜んでくれる人がいたら嬉しいです♪
今回のエンタメポイント!
今回は、革靴に「トゥスチール」ってどうなの?という疑問にお答えしたいと思います♪
初めに結論を言ってしまうと、
「トゥスチールを否定していた私が、トゥスチールの良さを体感したのでおススメします♪」という記事です。
・トゥスチールって付けたほうがいいの?
・トゥスチールを付けないとどうなるの?
・レザーソールの爪先ってすぐ削れるんだよね(>_<)
そんな感じで、トゥスチールを付けるかどうか悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです!
それでは、よろしくお願いします。
トゥスチールって何?
「トゥスチール」とは、革靴のつま先部分に取り付ける金属のことです。
「トゥスチール」には、大きく分けて、
・ソールを削って取り付ける「埋め込み型」
・ソールを削らずに取り付ける「非埋め込み型」
の2種類があります。
↓「埋め込み式」のトゥスチール
↓「非埋め込み式」のトゥスチール
「非埋め込み型」は、気軽に取り付けることが出来ますが、どうしても段差ができてしまいます。ですので、歩く時に引っかかるのが非常に気になります(>_<)
私は、革靴を履いている時間を楽しみたいので、そのストレスは絶対に避けたい!ということで、「埋め込み型」一択です!
「トゥスチール」のメリット
トゥスチールのメリットは、
「革靴のつま先が摩耗しにくくなる」
だから、
①革靴のメンテナンスサイクルが延びる(手間が減少)
②メンテが少なくなるのでお財布に優しい(経済的)
③ウェルトが削れてしまうのを防ぐ(長持ち)
です。
「トゥスチール」のデメリット
デメリットは、
「つま先に金属を取り付ける」ので、
①雨の日に滑りやすい
②雨で濡れると錆びる
⓷歩く時にカチカチ音がする
の3点がよく言われます。
しかしながら、レザーソールを雨の日に履くことが無ければ、⓵②は関係ありません。
そして、③も気になる人がいるという程度で、私はカチカチ音が気になったことはありません。
(「非埋め込み型」は、トゥスチールが出っ張っているため、音が出やすく気になることがあるかもしれませんが・・・。)
ですので、雨の日にレザーソールを履かない人にとっては、「トゥスチール」を取り付けるデメリットはほとんど無いのです!(^^)!
だだし、注意点もあります!
ソールが薄いマッケイ製法では、靴の中にねじの頭が飛び出ることがあります(>_<)
せっかく取り付けたのに「足の指から血を流す・・・」なんてことが無いようにご注意ください!
すべての靴に取り付けられるわけではないというのも、デメリットの一つかもしれませんね。
トゥスチール「否定派」の私が「肯定派」に変わった出来事(理由)
メリット、デメリットをご紹介しましたが、実は私自身ずっと「トゥスチール否定派」でした・・・。
だって、レザーソールにメス入れるじゃないですか⁈なんか整形するみたいでイヤだったんですよね(^^;)
しかし、ある出来事をきっかけに「トゥスチール肯定派」に180度変わりました。
その出来事とは、レザーソールの爪先が削れるだけでなく、ウェルトまで削れてしまいオールソールの時に大変だったという経験です(>_<)
その時の写真がコレです↓
がっつりとウェルトが削れています(T_T)
しかも、ソールが硬くしっかりしたイギリスの高級靴ほど削れやすいんですよね(>_<)
ちなみに上の写真は『エドワードグリーン』です((+_+))
ウェルト交換となると
・靴に負担はかかる
・お金もかかる
・時間もかかる
ということで、相棒に本当に申し訳ないという気持ちで修理した苦い経験があります。
それ以来、トゥスチールは「整形」ではなく「鎧」であるという考えに変わりました(#^.^#)
『チャーチ ディプロマット』に取り付け♪
私の相棒『チャーチ ディプロマット』に埋め込み式のトゥスチールを取り付けてみました(#^.^#)
ソールを削って取り付ける「埋め込み型」なので、段差もなく非常にきれいな仕上がりです(*^^)v
グッと近づいて見ると・・・。
う~ん、やっぱりキレイな仕上がりです!(^^)!
ピタッと収まっています♪
それでは、トゥスチールを取り付けた靴を少し遠くから見てみましょう!
いかがでしょうか?
この距離と角度では、トゥスチールは見えません。
それでは、グッと近づいて見てみましょう。
近づいても見えません。
トゥスチールは、普段履いているときはほとんど見えないのです。
トゥスチールの取り付けは、いつ?誰に頼む? それとも自分で付ける?
私の場合、トゥスチールの取り付けは、新品時にプロの方に依頼しています!
トゥスチールの適正なサイズもわかりませんし、そんな技術もないので・・・。
費用は、3,000~5,000円くらいですね。
もしもみなさんが、取り付けをどうしようか悩んでいるなら、まずはプロの方に頼んでみることをオススメします♪
トゥスチールの注意点や様々な種類のトゥスチールの説明を丁寧にされているショップがあるので、リンク貼っておきますね。
トゥスティール 取付・交換(レザーソール・つま先補強)
実際に歩いてみた!
それでは、実際に歩いた感触をレポートしますね♪
歩き心地
歩き心地に変化はありません。
爪先が地面に当たるときに、「革」ではなく「金属」が当たることになりますので、若干滑る感じはありますが支障を感じるほどではありません。
音
やはり、金属が当たる音がします。
革に比べると明らかに「硬く大きな音」です。個人的には「つま先のガードをしてくれている音」だと考えているからか、むしろ心地よい音に思えます♪
まとめ(結論)!
というわけで、
今回は、革靴に「トゥスチール」ってどうなの?という疑問にお答えしました♪
結論は、
トゥスチールは、レザーソールの靴を買ったらすぐに取り付けるべし!(ただしマッケイ製法の場合は要確認(>_<))
です!
そうすることで、レザーソールの爪先が削れてしまうのを防ぎ、ウェルトを守ります!
ウェルト交換になってしまうと、靴に負担かかりますし、オールソールするときの修理費が非常に高くなってしまいますからね(T_T)
私のような苦い経験はしてほしくありませんので・・・。
まさに「トゥスチール」は、革靴にとっての「鎧」です!(*^^)v
・トゥスチールって付けたほうがいいの?
【答え】特にグッドイヤー製法などソールが硬いレザーソールの場合は、付けたほうが良いです。
・トゥスチールを付けないとどうなるの?
【答え】爪先がすぐに削れてメンテの手間やお金がかかります。
・レザーソールの爪先ってすぐ削れるんだよね(>_<)
【答え】トゥスチールを取り付ければ、その悩み解決します!
今回の記事が、トゥスチールを付けるかどうか悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです!
それでは、また(@^^)/~~~。