靴ブラシの使い方をマスターすれば、貴方の相棒(革靴)はグンと長持ちする
「靴ブラシは大切です!」
このことに気付くまでに20年の歳月を費やしました。
だから、皆さんにはお伝えしたいです。
「靴ブラシの大切さとその使い方を。」
相棒(革靴)を手に入れた!
ず~っと友達でいたい♪
そんなあなたは、ぜひ読んでみてください。
ブラシの種類
靴ブラシは見た目が似ているので、分かりにくいのですが、ブラシの種類は大きく分けて4種類あります。
その4種類とは次の通り。
⓵馬毛ブラシ
⓶ペネトレイトブラシ
⓷豚毛ブラシ
⓸山羊毛ブラシ
「うわー、もうヤダ」という声が聴こえてきます。
ちょっと待ってください。
それぞれ、大切な役目があるんです。しかも、1回覚えれば一生使える知識です!
私も違いが分からず、間違った使い方をしていたこともありました。
ただ、毛の種類で得意分野が違うんですよね。
この違いを知ることで、相棒となが~く付き合うことができるようになります。
それでは、一つずつご説明しますね(*^▽^*)
1.馬毛ブラシ(埃落とし)
馬毛ブラシは、柔らかい毛が特徴のブラシです。
ですので、埃落としにピッタリです。
靴を脱いだ後に埃を払うことで、乾燥を防ぐことができます。
靴磨きの際にも、まずは馬毛ブラシで埃を落としてあげてください。
相棒が喜びます!
↑ こんな感じでササっと!
2.ペネトレイトブラシ(クリーム塗布)
ペネトレイトブラシは、靴クリームを塗布する際に使うブラシです。
私自身は、指で塗ることも多いのですが、クリームが多くなりすぎたり手が汚れたりするので、
色付きのクリームは、必ずペネトレイトブラシを使用しています。
指で塗るよりも素早くムラなくクリームを塗れるので、靴も喜びます。
また、トリッカーズなどメダリオンが多い靴にクリームを塗る際には、穴の中にもきれいにクリームが入るのでオススメです。
デメリットとしては、靴クリームの色だけブラシが必要になるので、私も上記のように5本を使い分けています。
ちなみに、ペネトレイトブラシについたクリームが固まった場合は、お湯で毛先を洗って一晩乾かせば大丈夫です!
↑ こんな感じでクルクルっと!
3.豚毛ブラシ(クリーム馴染ませ)
豚毛ブラシは、毛にコシがあるので、塗ったクリームを馴染ませるのに最適です。
ペネトレイトブラシで靴クリームを塗った状態は、革の表面にクリームが乗っているだけの状態です。
ですので、この豚毛ブラシで、ブラッシングしてクリームを靴全体に塗り広げて馴染ませます。
私は、この作業は、当初10年ぐらいは、不要だと思っていました。
実際、豚毛ブラシを使わなくても、靴はきれいになるしツヤも出ます。
しかし、豚毛ブラシを使うとツヤのクオリティが上がることが分かってからは、欠かさず豚毛ブラシを使うようにしています。
「靴全体にクリームを馴染ませる」
この工程が靴磨きのポイントなんですね♪
↑ こんな感じでゴシゴシと!
4.山羊毛ブラシ(つや出し)
山羊毛ブラシは、ブラシの中でも最も柔らかくコードバンなどのデリケートな革でも安心して使えるブラシだそうです。
・・・・すみません。
私、山羊毛ブラシ持っていません(涙)
と言うのも、「ペダック ポリッシンググローブ」が好きすぎて、
山羊毛ブラシの出番がないんです。
ペダックポリッシンググローブは、フカフカの羊毛を贅沢に使用していて、
豚毛ブラシでブラッシングした後にササっと撫でると上品なツヤが出てきます!
まるで、革靴が歓喜の声を上げているかのようです。
そして、グローブ裏面には、羊のヌメ革でできた面があり、このヌメ革で撫でると一段と光り輝きます。
この工程が好きでたまらないんです。
まさにエンターテイメント!
でも、いつか「紗乃織刷子(さのはたぶらし)の山羊毛ブラシ」使ってみたいな~。
コレ↓
なんて思っています。
まとめ
4種類のブラシのお話、いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると
⓵「馬毛ブラシ」⇒埃落とし
⓶「ペネトレイトブラシ」⇒クリーム塗布
⓷「豚毛ブラシ」⇒クリーム浸透
⓸「山羊毛ブラシ」⇒ツヤ出し
それぞれ、明確な役割があるというお話でした。
靴磨きをさらにエンターテイメントな時間にするためにも、ぜひやってみてはいかがでしょうか。
それでは、また(@^^)/~~~。